「磁気共鳴イメージング(MRI)における画像圧縮法の研究(Ⅰ)」


要旨


NMRイメージング法は、画像を取得する手法が年々進歩しており、短時間に多量の画像を取得する事が可能になった。しかし、計算機の記憶装置の容量の増加は、このようなMRIにおける画像データの飛躍的増加には必ずしも対応できていないのが現状である。 そこで本研究では、MR画像が本来、NMR信号を高々16ビットのAD変換器でサンプリングし、それを多次元フーリエ変換することによって得られているという事実と、最近のパーソナルコンピュータでは、多次元のフーリエ変換などの演算が、非常に高速に実行できるということから、MR画像のフーリエ領域で、画像圧縮を行うことを試みた