「樹木計測用モバイルMRIの開発(Ⅱ)」


要旨


 本研究では,2009年度に当研究室で行われた研究『樹木・果実用ポータブルMRIの開発』にて問題としてあげられた,計測可能な樹木の直径に限界があることを克服するため,より大きな樹の幹にも取り付けることができるスプリット型のRFプローブを開発した.このプローブを用いて,屋内でのファントム及び幸福の木の撮像実験と,屋外での欅の撮像実験を行い,断面観察と,ADC, , の分布を求めた.これらの実験から装置の有用性と,挙げられた屋外樹木計測における問題点とその改善策を検討した.