「三次元核磁気共鳴画像の表示方法の研究」


要旨


本研究では、ワークステーションを用いて、核磁気共鳴映像法によって得られた三次元画像データを効果的に表示することを行った。使用したデータは、当研究室で得られたオクラ、サクランボの128×128×128の三次元配列に納められたNMR画像である。任意の方向の断層画像と三次元表面表示を組み合わせることにより、三次元的構造および形状の認識が容易となった。それらの計算処理に要した時間は、任意方向の断層面(全三次元データ)の計算に約8.7秒、それらを用いた表面表示に約5.1秒であり、実用的に問題のない処理速度を達成達成することができた。