「関節リウマチ診断用コンパクトMRIの開発」


要旨


関節リウマチは、進行が進むと日常生活に支障をきたす病気である。しかし、近年、優れた抗リウマチ薬の開発により、早期から抗リウマチ薬を投与すれば進行を食い止めることができるようになってきた。よって、関節リウマチの早期診断が重要である。
 そこで、本研究では3つの関節リウマチ診断用コンパクトMRIを開発した。そして、ファントムを用いて、装置の撮像領域、SN比を比較した。また、正常被験者と手の親指を突き指している被験者の撮像実験を行った。その結果、進行した関節リウマチの診断には有用であろうとの結論に達した。