「三次元MR画像の効果的表示法(ボリュームレンダリング)の研究」


要旨


NMRイメージング(MRI)は、三次元の構造を直接計測できるという、きわめて優れた特長を持っている。ところが、三次元の画像データを理解したり、解析したりするための手法は、これまで非常に高性能なワークステーションと高価なソフトウェアを必要としていたということもあり、あまり一般的ではなかった。 そこで本研究室では、全体の形状と内部構造を同時に可視化できるという、非常に優れた特長を持つボリュームレンダリング法をMRIデータに適用し、効果的に表示するためのソフトウェアを、一般に普及しているPC上で開発した。その結果、一枚のボリュームレンダリング画像を約55秒という実用的な時間で作成することに成功した。