「Web端末で利用可能な三次元画像データ管理システムの開発」


要旨


近年、MRI等を使用する研究機関においては、日々多くのデータを得ている。同時に、MRIの高度技術化により、詳細なデータを得ることが可能となった。そのため、取得するデータ容量は急激に増加し、データの管理や扱いが非常に困難になった。また、研究現場では、研究を潤滑に行うために、画像データを共有する必要性が出てきた。以上のことから、現在、データ管理システムの導入が求められている。 そこで本研究は、世界中どこからでもアクセス可能なインターネットを用いて、Web端末(インターネットブラウザ)上で管理可能なMRIデータベースシステムを構築した。同時に、ブラウザ上でデータベースに格納されている三次元画像データの可視化を可能とするソフトウェアの開発を行った。 この結果、Web端末があれば、どこからでもデータの管理が可能となった。同時にWWWブラウザ上で自分の得たい三次元画像データを検索し、ダウンロードすることが可能となり、さらには画像データの参照も可能とした。