「標準動画像ファイル(AVI)の作成を可能とした三次元ボリュームデータ可視化ソフトウェアの開発」


要旨


近年、NMRイメージング法は、医学、理工学、またその他の分野への応用が活発となり、パーソナルコンピュータによる効果的な表示法も開拓されつつあることから、表示した画像を平易に扱うことができる手法の開拓が望まれている。 そこで、本研究では、連続したボリュームレンダリング画像を作成・表示し、標準動画像ファイルAVIとして保存するソフトウェアをWindows95/98/NT上において開発した。本ソフトウェアは、 一枚のボリュームレンダリング画像を、一般に普及している汎用CPU(K6―166MHz)を搭載したPCを使用して22秒という実用的なスピードで作成することができた。また、軸回転させた連続画像をAVIファイルに保存し、特殊なソフトを用いずに再生することにより、その有用性を確認した。