「磁気共鳴(MR)画像における三次元形状の定量化に関する研究」


要旨


近年、MRIを用いて、同種のでーたを大量に撮像する研究が行われており、本研究室においても約100個の踵骨を撮像する研究が進められている。このような大量のデータから得られる情報の1つに、複数データから算出された三次元標準形状がある。そこで、大量の三次元データから標準像を求める手法の開発と、標準踵骨の作成を目的として研究を行った。標準形状を求めるアルゴリズムは、既に確立されており、そのアルゴリズムにVolume Rendering やNURBSを用いることで形状標準化の手法を開発した。開発した手法を複数の踵骨MRIデータに適用し、標準踵骨を得た。適用結果から定量的な誤差計測、及び、手法改良の必要性があると思われた。