「小児骨年齢計測用MRIのための計算機支援診断ソフトウェアの開発」


要旨


小児の左手のMR画像から,骨年齢を評価するにあたり,評価の煩雑さや評価者間の評価のばらつきなどが大きな問題となっていた.そこで,本研究では,①評価の効率を向上させる,②評価者間の評価のばらつきを低下させる,の二つを目的として,コンピュータ支援診断システムの開発を行った.その結果,評価の効率を2倍(評価に要する時間を半分)にすることができ,また,第三基節骨のセグメンテーションを用いた自動解析の可能性を提案した.