「食品用コンパクトMRIにおける静磁場均一化技術の開発」


要旨


本研究では、食品科学用コンパクトMRIの開発過程として、静磁場均一化技術の開発を行った。そのためにシムコイルの設計、製作を行った。 これにより、10mm球におけるスペクトル分解能1ppmを達成し、水と油のシグナルをスペクトル的に分解することが可能となった。 また、静磁場の分布を位相差画像から定量的に測定を行うことができた。 よって、今後PCで制御できるシムコイル電源を製作すれば、本研究で開発を行ったシムコイルによる磁場補正技術とその定量的評価法を組み合わせることにより、静磁場均一化の自動化が、可能であると結論した。