「スポーツ選手用コンパクトMRIの開発とサッカー選手の膝の三次元撮像」


要旨


スポーツ傷害の多くは、傷害発生後完全に治る保証はなく、スポーツを止めた後も、その傷害に悩まされることがある。よって、スポーツ傷害の予防として、日常的に体の状態を診断する事が重要である。そこで本研究は、筆者の所属する研究室で開発した、コンパクトMRIコンソールを用い、スポー選手用コンパクトMRIを開発した。初めに、勾配磁場を評価した。そして、このシステムを用いて、膝に傷害を持つボランティア被験者を撮像した。この画像を放射線科医に読影を依頼した結果、半月板の診断に有用であるという結論にいたった。