「MRIにおける画像歪みの定量化手法の開発」


要旨


本研究では、まずコンパクトMRIで計測した三次元ファントムのMR画像歪みから、静磁場の不均一性、および勾配磁場の非線形性の評価を行った。その結果、それらを広い範囲で決定することができた。また、三次元ファントムのMR画像における頂点座標を自動的に決定するプログラムを開発した。そして、手動および自動によるMR画像歪みの評価を比較した結果、画像歪みの空間的変化が少ない領域では、開発した自動的座標決定手法が有用であることを示した。