「最大値投影像の高速表示を可能とした三次元MR画像表示ソフトウェアの開発」


要旨


近年、NMRイメージングは医療、理工学、その他の分野への応用が活発となり、PCによる効果的な表示法も開拓されつつある。そのことから、表示した画像を平易に扱うことができる手法の開拓が望まれている。そこで本研究では、最大値投影法(MIP)による画像を、高速に作成・表示するソフトウェアをWindows上で開発した。本ソフトは、最大値投影画像を、一般に普及している汎用PCを使用して、約1.3秒という実用的な速度で作成・表示できた。また三次元回転においても約2.8秒と実用的な速度での表示を可能とした。