$ man ls
のように引数にコマンド名を与えます.
man
の代りに jman
というコマンドを用いることで,
日本語で表示される場合がある.
LC_CTYPE
か LANG
を
ja_JP.EUC
に設定しておく必要がある場合がある.
$ man -k copy
$ man section command-nameのようにします. 例えば, printf はセクション1 に属するコマンドの 「
printf(1)
」 と セクション3の C 言語で使用できる関数の
「printf(3)
」 があります. そのうちセクション3の printf のマニュ
アルは
$ man 3 printfとすることで, 表示できる. ここで用いた表記法にも注意する必要がある. セ クション 3 に属する
printf
は, 「printf(3)
」 のように表
記される.
例 | 説明 |
ls |
ファイル名とディレクトリ名のリストを表示する. |
ls -l |
ファイル名とディレクトリ名に加え詳細な情報を表示する. |
ls -a |
全てのファイル名とディレクトリ名のリストを表示する. |
ls -al |
全てのファイル名とディレクトリ名に加え詳細な情報を表示する. |
-a
オプションにより ドット「.」で始まるファイルを表示できるよう
になる.
mv: ファイルまたはディレクトリの移動を行う. 結果的にファイル名やディレクトリ名の変更も行なえる.
例:
mv from.c to.c
cp: ファイルのコピーをする.
例: from.c を to.c にコピーする.
cp from.c to.c
to.c が既に存在する場合は, 上書きする. 存在しない場合は, 新たに作成し from.c と同じ内容を書き込む.
cat コマンドによりファイル (file.c) の内容を表示することができる.
cat file.c
複数のファイル名(file1.c, file2.c, file3.c)を指定するとその順に全ての ファイルの内容を表示する.
cat file1.c file2.c file3.c
上の結果を別のファイル (dst.c) に出力することによりファイルの結合を行 なうことができる.
cat file1.c file2.c file3.c > dst.c
>
を使ったファイルへの出力については [23.4.4] を
参照のこと.
例:
rm file.c
filename というファイルの中身を見るには,
$ lv filenameとする.
キー操作 | 動作 |
q | 終了 |
(スペース) | 次のページ |
b | 前のページ |
j | 一行後ろ. |
k | 一行前. |
(上下矢印キー) | 上下 |
g | 一番前のページ |
(line) g | line 行目に移動. (line) は数字. |
G | 最後のページ |
/ | 前方検索 |
? | 後方検索 |
n | 次の検索結果 |
N | 前の検索結果 |
日本語を表示するときには,
$ LANG=ja_JP.ujis $ export LANG $ LESSCHARSET=japanese $ export LESSCHARSET等のように環境変数を設定しておく必要がある.
filename というファイルの中身を見るには,
$ less filenameとする.
キー操作 | 動作 |
q | 終了 |
(スペース) | 次のページ |
b | 前のページ |
j | 一行後ろ. |
k | 一行前. |
(矢印キー) | 上下左右 |
g | 一番前のページ |
(line) g | line 行目に移動. (line) は数字. |
G | 最後のページ |
/ | 前方検索 |
? | 後方検索 |
n | 次の検索結果 |
N | 前の検索結果 |
$ tar cvf aaa.tar dir $ tar xvf aaa.tar
GNU tar なら
$ tar czvf aaa.tar.gz dir $ tar xzvf aaa.tar.gz
コマンドラインから
$ wcのように実行する. その後端末 (標準入力) からの入力待ちになる. 適当に文 字を入力すればよいが, 空白や改行を含めた方が wc の動作をよく理解できる. 入力を終了するには 「Control + D」を押す [23.4.2]. 3つの数 字が表示されるが前から順に行数, 語数, 文字数である.
$ emacs aaa.cのようにファイル名を指定して起動する.
emacs で日本語を入力するには, 「C-\
」を押す. もう一度半角英数文字を入力す
る時には, もう一度「C-\
」を押す. ここで「C-\
」は「Ctrl」キーを押しながら
「¥」キーを押すことを表す.
EUCのファイルを出力するには,
(add-hook 'c-mode-hook '(lambda () (set-buffer-file-coding-system 'euc-japan)))と書いておく. この場合, 「.c」 で終わるファイル名のファイルを編集するときに, 自動的に漢字コードが EUC になる.
gnuplot により, データや関数をプロットできる. GNOME端末 (gnome-terminal) 等の端末[23.2]のコマンドラインから
$ gnuplotとすることで実行できる. 実行中は
gnuplot>
のようなプロンプトが
表示される. データが data.dat というファイルに納められているとすると
その後
gnuplot> plot "data.dat"とすることでプロットされる. 終了するには
gnuplot> quitとすればよい.
データは 1行に1つの点の x座標と y座標をスペースかタブで区切って記述し ておくのがよい. fprintf を用いるのなら
fprintf(fp, "%g %g\n", x, y);のようにすればよい. データファイルの中身はは例えば,
1.0 10.0 2.0 25.0 3.0 20.0 4.0 15.0
二つのデータ data1.dat, data2.dat を同時にプロットしたい場合は
gnuplot> plot "data1.dat", "data2.dat" gnuplot> quitとする.
ファイルに書き込まれたデータを読み込むときには, " "
で囲んだが,
関数をプロットするときには囲まない.
gnuplot> plot 2*sin(x), cos(x)+4 gnuplot> quit
ファイルのデータと関数を同時にプロットすることもできる.
gnuplot> plot sin(x), "data.dat" gnuplot> quit
のような関数も立体的ににプロットできる. この時は
を用いる.
gnuplot> set hidden3d gnuplot> set isosamples 50 gnuplot> splot sin( sqrt(x**2 + y**2) ) gnuplot> quit
漢字を表現する漢字コードには EUC, JIS, シフトJIS, UTF8 等がある. 各コードに変換するには次のオプションを用いる.
漢字コード | 用途の例 | nkf に与えるオプション |
EUC | コンピュータ内部での漢字の処理 | -e |
JIS | メール | -j |
シフト JIS | マイクロソフトの OS 上で漢字の処理. | -s |
UTF8 | 比較的最近のWindows, UNIX, HTMLファイル | -w8 |
例えば aaa.txt というファイルを EUC に変換し, その結果を bbb.txt に保存するに は,
$ nkf -e aaa.txt > bbb.txtとする.
>
の使い方については [23.4.4] を参照のこ
と.
$ script $ cat main.c ... $ ./a.out ... $ exit
結果は typescript という名前のファイルに出力される.
(c)1999-2013 Tetsuya Makimura