facebook 筑波大学 寺田研究室        

関節リウマチ診断用MRI              

関節リウマチ用

左の写真は、手専用のMRIとして開発されたものです。
関節リウマチは、その原因や治療法がわかっていないため、いまのところ、病気を根本的に治すことが難しいと言われています。

ですから、関節リウマチでは、いち早く病気を見つけて、治療を始めることが、病気の進行を遅らせる最善の手段と言われています。

ただ、実際には、良く似た病気との判別が難しく、その診断には何度にもわたる検査などが必要です。
現在、診断には、血液検査や尿検査、関節液の検査、X線検査などを使いますが、その病変をMRIで撮像できれば、関節リウマチの診断に一役買うことができ、患者さんの早期治療への道を開く方法になると期待しています。
特にMRIは放射線を使いませんから、被ばくしないという点において、非常に優れた手法と言えると思います。

この関節リウマチ用MRIは、2007年に実用化に向けて、大学病院で臨床試験が開始され、 同年11月に薬事認証を受けました。

関節リウマチ診断用MRI 住田孝之教授(人間科学総合研究科,附属病院膠原病リウマチアレルギー 内科診療グループ 長)と巨瀬勝美教授(数理物質科学研究科,電子・物理 工学専攻)のグループは, 2003年より,関節リウマチ診断用コンパクトM RIの開発を進めてきましたが,このたび,(株)エム・アール・テクノ ロジー(本学発ベンチャー企業,代 表:拝師智之),日立金属(株),( 株)吉田製作所の協力を得て,本装置の薬事認証を受けました(平成20年 11月6日付).医療機器の販売には,医薬品 と同じく,厚生労働省の認可が 必要で,この取得は,これまで非常に高いハードルと考えられてきました が ,関係者の努力により,何とかクリアすることができ ました.これに より,筑波大学発のMRIが,国内外の臨床現場で,広く使われていくことが 期待されます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Top of the page