第22章 Windows

22.1 コマンドプロンプト

22.2 ファイルとホルダー

/* ============================================
Windows では filename として以下の指定が可能

	\から始まるときは一番上のフォルダー、\なしで始まるときは現在のフォルダー
	.. は一つ上のフォルダー
	
	filename = "N:data1.dat";
   N:ドライブの現在のフォルダーの中のdata1.dat

	filename = "N:\\data1.dat";
   N: ドライブの一番上のdata1.dat

	filename = "N:\\FolderName\\data1.dat";
   N:ドライブの中のにFolderNameというフォルダーがあり、その中のdata1.dat

	filename = "N:\\FolderA\\FolderB\\data1.dat";
   N:ドライブの中にFolderAというフォルダーがあり、その中にFolderBがあり、そのFolderBの中にあるdata1.dat

	filename = "N:FolderName\\data1.dat";
   N:ドライブの現在のフォルダーの中にFolderNameというフォルダーがありその中のdata1.dat

	filename = "N:..\\FolderName\\data1.dat";
   N:ドライブの現在のフォルダーの一つ上にFolderName というフォルダーがありその中のdata1.dat
	
	filename = "data1.dat";
   現在のドライブの現在のフォルダーの中の data1.dat

	filename = "FolderA\\data1.dat"

	filename = "FolderA\\FolderB\\data1.dat"
	
	「コマンドプロンプト」上では,
	cd FolderA
	cd ..
	cd \
	cd \FolderA
	cd \FolderA\FolderB
	cd FolderA
	cd FolderA\FolderB
	
	dir           現在のフォルダーの中にあるファイルのリストを表示
	cd FolderA    現在のフォルダーの中にあるFolderAに移動
	N:            N:ドライブに移動
	C:            C:ドライブに移動
============================================= */
int main(void)
{
	int x;
	FILE *fp;
	char *filename = "data1.dat";
	
	
	
	if( (fp=fopen(filename, "r")) ==NULL){
		perror(filename);
		exit(1);
	}
	fscanf(fp, "%d", &x);
	printf("x=%d\n", x);
	fclose(fp);
	
	return 0;
}

22.3 開発環境

22.3.1 Windowsでの開発環境: bcpad で編集,実行, bccでコンパイル

22.3.1.1 初期設定

1. 配布したCDを挿入し, install.batを実行する. これにより, ユーザの Z:$\backslash$Documents$\backslash$C フォルダの中に必要なファイルがコピーされる. またデスクトップにbcpadのアイコンが用意される.

22.3.1.2 プログラム作成, 実行

1. プログラム編集ウインドウ中に入力する. 例えば次のようなプログラムを入力してみる.

   #include <stdio.h>
   
   int main(void)
   {
   	puts("hello");
   	return 0;
   }
   

2. メニューの「実行」$\Rightarrow$「make&実行」により, プログラムのコンパイルと実行が自動的に行われる. 同様の操作を, ツールバーの ボタンで行うこともできる.

3. コンパイルを開始する前に, ファイル名がまた決まっていない場合には, 自動的に 「名前を付けて保存」ダイアログが開く. 保存先のフォルダとしては, 予め設定されている Z:$\backslash$Documents$\backslash$C$\backslash$Programをそのまま用いるのがよい. ファイ名は, abcdefg.c のように最後に 「.c」をつけること. またファイ名は空白や特殊な文字を含まない半角英数字で表すのが無難である.

4. コンパイル時に, 文法上の誤りがある場合は「メッセージ」ウィンドウにエラーメッセージが表示される. メッセージと同時に, その誤りが含まれる行が表示される. 通常誤りが検出された行かそれよりも前に問題があるので修正する.