筑波大学出張野球肘研究

このモバイルMRIを使った野球肘の出張研究は、日本はおろか、恐らく世界でもはじめてのこころみです。
我々は筑波大学で野球肘研究をはじめて5年で700名ほどの選手の肘を調査してきました。
この度、筑波大学数理物質系と協力し、小型化して車載できるMRI を開発することに成功しました。
これにより、屋外、すなわちチームが練習している場所や、少年野球大会で、野球肘の研究調査を行うことが可能となりました。
今後は、大学内だけでなく、大学から離れた地域での研究調査を行う予定です。
さらに、モバイルMRIに加え、持ち運び可能な超音波装置での研究調査も同時に行います。
※この研究は筑波大学のIRB認証を得て行われています。

 

※注
2024年9月から、野球肘検診で撮影したMRI 画像データを、当研究会代表者である東北大学画像診断学分野、岡本嘉一の研究室にて、「画像診断アシストAI」制作研究への二次利用が開始されます。これにより、より多くの医師が検診に参加でき、更に充実した野球肘検診体制づくりを目指しています。

 

2024年9月以降MRI野球肘検診にて得られたデータはすべて匿名化され、画像が誰のものかわからないようにした状態で、利用させていただきます。
またそれ以前に得られたMRI野球肘検診データも同様に匿名化された状態で利用させていただきます。

 

一方これらデータの二次利用に関しては、皆様いつでも利用を中止(同意の撤回)することできます。もちろん過去に撮影された方も同様に利用を中止(同意の撤回)することが可能です。
撤回をを希望される方は下記までご連絡下さい。

 

研究責任者:東北大学大学院医学系研究科 画像診断学分野 岡本 嘉一
 〒980-8575 仙台市青葉区星陵町2−1(保健学科B棟203号室)
TEL: 022-717-7481, FAX: 022-717-7944

野球肘検診実施の記録

R6年7月14日 竹園ヴィクトリーズ    
R6年7月13日 春日学園少年野球クラブ
R6年5月18日 つくば中央シニア
R5年4月9日 つくばベースボールクラブ
R5年1月21日 女沼タイガース
R4年6月13日 春日学園少年野球クラブ
R4年4月17日 つくば中央シニア
R4年2月19日 福原野球スポーツ少年団
R3年12月5日 つくばポニー
R3年5月30日 筑波大野球特別検診@筑波大
R3年4月25日 つくば中央シニア
R3年3月7日 つくばポニー
R2年12月6日 福原野球スポーツ少年団
R2年10月31日 春日学園少年野球クラブ
R2年6月28日 つくば中央シニア
R2年6月21日 つくば中央シニア
R1年12月8日 竹園西小学校
R1年11月23日 取手ベースボールクラブ
R1年10月13日 松代ブルーサンダース

 

モバイルMRI

mobileMRI

モバイルMRIです。まわりに機材を設置するため少なくとも駐車スペース2台ぶん程度が必要です。


実際の野球場での撮像

実際の少年野球チームの野球場での撮像の様子。この球場では一塁側ベンチとバックネット裏との間に車両を駐車して行うことになったため、防護ネットをご準備いただきました。

触診 触診

小型MRI 撮影の様子です。右手(肘)を機械に挿入していただき、5-10分程度、撮影させていただきます。
なお医師は必ず同伴します。超音波装置による研究調査も同時に行います。

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